ファーストキスの感触
26歳にして、ついに女の子とキスをする。
あれは、二人目の女の子とのデートのすぐ後。オナ禁9ヶ月くらいの出来事。
9ヶ月のオナ禁で、身も心も僧侶のようになっていた私は、もう何も怖いものがないっと出会い系を続けていた。
(亜鉛を取り続けていたので、性欲だけは高く保たれていた。)
相手の写真も見ずに会うことになり、まずは喫茶店でお茶することにした。
前回のデートで慣れたのか、待ち合わせではそんなに緊張することはなかった。
ついに不動心を手に入れた!
顔も分からなかったので、きょろきょろしていたら、女の子の方から話しかけてきた。
写真を見せたくないらしいから、容姿に自信がないのかな?と思っていたけれど、一個下のら可愛らしい女性だった。
一緒にデパートの中にあるカフェに行き、デラックスいちごパフェが食べたい!と盛り上がったので、パフェを食べた。
お互いの話をして、楽しい時を過ごした。そんな楽しい時間は、あっという間に過ぎた。
その時点で、女の子の耐性がない自分は好きになりかけていて、もうちょっと一緒にいたかったのでイケヤデートをした。
将来、あんな部屋に住みたいね。とか、あのソファいいねとか。ここでも、楽しい時間を過ごせた。
そして、この日はジムの時間だったので握手して帰った。
デートよりも体を鍛える方が有意義だ。と粋がっている僕だった。
後日、一緒に焼き鳥を食べに行くことになった。
浮かれ気分の僕は、地元の焼き鳥をリサーチしまくり、超もてなした。つもり。
お酒も入って、かなり盛り上がり、彼女もボディタッチとかしてきたりした。
ボディタッチってだけで、めちゃくちゃ興奮してた気がする(笑)
どうした!オナ禁戦士!
その後、ノリでカラオケに行くことになる。
カラオケは、2人きりの空間。
期待と不安がいりまじり、緊張していた。
緊張をほぐすために、僕の18番であるマジンガーZを熱唱した。
彼女は笑っていた。
彼女も何曲か歌い、沈黙タイムが訪れた。
気まずい時間。
彼女が僕の目を見てきた。
彼女の唇が僕の唇に触れた。
僕の目が見開いた。
目の前が真っ白になった。
緊張しすぎて、嬉しすぎて、唇の感触は全く覚えていなかった。
26歳にして、女の子と初めてのキス。
その後、彼女を見たものは誰もいなかった。
自分を信じて、突き進んだオナ禁時代。
本当にオナ禁を続けて良かったと思ったし、
あの頃は、日々自分の成長を実感できていた気がします。
あの頃の情熱を思い出して、今を頑張らなければ!